ヘルプ・設定ガイド
お申し込みからメールを使い始めるまでの手順と、つまずきやすいところをまとめています。 ここで解決しない場合は、コントロールパネルからお問い合わせください。
1. 使い始めるまでの流れ
所要時間は DNS の反映待ちを除けば 15 分ほどです。DNS の反映には数分から数時間かかります (設定するレコードの TTL によります)。
① お申し込み
お申し込みフォームから、組織名・ご担当者名・メールアドレス・ 使いたいドメイン名を入力します。確認メールが届くので、記載のリンクを開いてください。 リンクを開いた時点でドメインの準備が始まります。
② DNS レコードの追加
コントロールパネルの「ドメイン」画面に、追加すべきレコードが一覧で表示されます。 その内容をドメインを管理している事業者の管理画面へ貼り付けてください。 詳しくは2. DNS レコードを参照してください。
③ メールアドレスの作成
「メールアドレス」画面から作成します。作成後は Web メールですぐに使えます。 お使いのメールソフトから読みたい場合は3. メールソフトの設定へ。
2. DNS レコード
追加していただくレコードは 5 種類です。実際の値はドメインごとに違います。 必ずコントロールパネルの「ドメイン」画面に表示された値をお使いください (このページの表は、何のためのレコードかを説明するためのものです)。
| 種類 | 名前の例 | 役割 |
|---|---|---|
| 所有権確認 TXT |
_mailsv-verify.example.jp |
そのドメインをお客様が管理していることの確認に使います。確認が完了するまでメールの受信は有効になりません。 |
| MX MX |
example.jp |
このドメイン宛のメールを受け取るサーバーを指定します。既存の MX レコードは削除してください。残っていると配送先が分かれて、届くメールと届かないメールが出ます。 |
| SPF TXT |
example.jp |
このドメインから送ってよいサーバーを宣言します。SPF はドメインに 1 本だけです。既にある場合は新しく作らず、既存の値に include を追記してください。 |
| DKIM TXT |
(選択子)._domainkey.example.jp |
送信するメールに付ける電子署名の公開鍵です。これが無いと受信側で署名を検証できず、迷惑メールと判定されやすくなります。 |
| DMARC TXT |
_dmarc.example.jp |
SPF と DKIM の検証に失敗したメールをどう扱ってほしいかを、受信側へ伝えます。 |
他のサービスから移す場合、MX を切り替えた瞬間から新しいメールが Aurora Host に届きます。 切り替え前に届いていたメールは自動では移りません。 先にメールアドレスを作成し、Web メールで受信を確認してから MX を切り替えることをおすすめします。
3. メールソフトの設定
サーバー名はご契約ごとに異なります。コントロールパネルの「メールソフトの設定」画面に、 そのままお使いいただける値が表示されます。印刷して社内に配布することもできます。
| 用途 | 種類 | ポート | 暗号化 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 受信(推奨) | IMAP | 993 | SSL/TLS | メールをサーバーに置いたまま読みます。パソコンとスマートフォンで同じ状態を見られます。 |
| 送信(推奨) | SMTP | 465 | SSL/TLS | 送信にもメールアドレスとパスワードの入力(SMTP 認証)が必要です。 |
| 送信(代替) | SMTP | 587 | STARTTLS | 465 番が使えないネットワークではこちらを使います。安全性は同等です。 |
user@example.jp のように、@ より後ろも含めて入力してください。
user だけでは認証できません。
4. うまくいかないときの確認手順
受信できない
まず「ドメイン」画面で所有権の確認が完了しているかをご覧ください。 未完了のままだと受信は有効になりません。完了しているのに届かない場合は、 MX レコードが Aurora Host のものだけになっているかをご確認ください (前のサービスの MX が残っていると、そちらへ配送されます)。
送信できない
送信にも認証が必要です。メールソフトの「送信サーバーは認証が必要」に チェックが入っているかご確認ください。 また差出人には、ご自身のメールアドレスしか設定できません。 別のアドレスを差出人にした送信はサーバーが拒否します(なりすまし対策)。
送ったメールが迷惑メールになる
「ドメイン」画面で SPF・DKIM・DMARC がすべて確認済みになっているかをご覧ください。 揃っていても、新しく使い始めたドメインは受信側に警戒されやすい傾向があります。 最初のうちは少量から送り始めるのが有効です。
パスワードを忘れた
メールアドレスのパスワードはお客様ご自身でも弊社でも元の値を確認できません
(復元できない形で保存しているため)。コントロールパネルの
「メールアドレス」画面から再設定してください。
コントロールパネルへのログインパスワードは、ログイン画面の
「パスワードをお忘れですか」から再設定できます。ご登録のアドレスに届くメールのリンク
(/reset-password)を開くと、新しいパスワードを設定できます。
リンクの有効期限は 1 時間です。
転送を設定したのに届かない
外部のアドレスへの転送は、転送先の方の同意が取れるまで有効になりません (知らないうちに他人のメールを流し込めないようにするためです)。 設定すると転送先へ確認メールが届きますので、本文中のリンクを開いて 「このメール転送を許可する」を押してください。 確認が済むまで、コントロールパネルの転送一覧には「確認待ち」と表示されます。
なりすまし対策(DMARC)を強くしたい
「ドメイン」画面の DNS 設定タブに、DMARC を段階的に強くする手順を用意しています。 いきなり「受け取り拒否(p=reject)」にすると、自社の正規のメールまで届かなくなります。 「監視だけ」→「迷惑メール扱い」→「受け取り拒否」の順に、それぞれ 2 週間ほど様子を見ながら進めてください。 貼り付ける値は画面に表示します。
5. 独自ドメインでの利用
メールソフトの接続先や Web メールを、サービス側の名前ではなく お客様のドメインで使えます。コントロールパネルの 「カスタムドメイン」画面から登録してください。
| 用途 | 名前の例 | 設定する DNS |
|---|---|---|
| メールソフトの接続先 | mail.example.jp |
ご契約のプランに含まれる場合にご利用いただけます。証明書は自動で取得します。 |
| Web メール | webmail.example.jp |
CNAME を画面に表示された向き先へ設定します。 |
| 配信リンク | link.example.jp |
同上。お知らせメール内のリンクと配信解除ページがこの名前になります。 |
CNAME の設定を確認できてから有効になります(画面の状態が「確認中」から 「有効」に変わります)。証明書はそのあと自動で取得します。 確認できるまでは、これまでどおりサービス側の名前をお使いください。
6. Web メールの見た目を自社仕様にする
webmail.example.jp のように独自ドメインで Web メールを公開すると、
ログイン画面に自社のロゴと名称を表示できます。
社員の方が「これは自社のシステムだ」と一目で分かる状態になり、
見知らぬサービス名のログイン画面に社内のパスワードを入力させずに済みます。
| 設定できるもの | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ログイン画面の見出しとブラウザのタブに出ます。 |
| 説明文 | 名称の下に出る短い一文です。 |
| ロゴ | PNG / JPEG / WebP、512KB まで。 |
| ファビコン | ブラウザのタブに出る小さいアイコンです。 |
| アクセント色 | #1a7f5a のような 6 桁の色コードで指定します。 |
| サポート窓口の URL | ログイン画面からの問い合わせ先です(https のみ)。 |
ブランドが出るのは、登録済みの独自ドメイン(状態が「有効」)で開いたときだけです。 サービス側の名前で開いた場合は既定の表示になります。 これは、確認できていない名前で他社のロゴを表示できてしまうことを防ぐためです。
画像は画面からアップロードしていただく形式で、外部サイトの URL は指定できません。 外部を参照すると、ログイン画面を開いた方の接続情報がその外部サイトに渡ってしまうためです。
7. 開発者の方へ
自社システムからメール本文や配信を扱うための API を公開しています。 仕様は OpenAPI 形式で配布しており、コントロールパネルの「API トークン」画面から トークンを発行できます。
このトークンはサーバー間の通信専用です。ブラウザから直接呼び出せないよう、
API 側は意図的に Access-Control-Allow-Origin を返しません。
Web ページに埋め込んでも動作しませんので、必ずお客様のサーバーからお使いください。
8. ご契約・お支払い・解約
ご契約に関する操作は、すべてコントロールパネルの「料金プラン・請求」画面で完結します。 お手続きのためにお問い合わせいただく必要はありません。
プランの変更
「プランの変更」画面からいつでも変更できます。 上位プランへの変更はその場で反映し、差額は次回のご請求で精算します。 下位プランへの変更は、容量や送信の上限が突然縮まないよう 次回更新日に適用します。同じ画面で月払い・年払いの切り替えもできます (年払いは 2 か月分お得です)。
お支払い方法
請求書によるお振込に対応しています。「料金プラン・請求」画面で 「請求書払い(銀行振込)にする」を選ぶと、同じ画面にお振込先を表示します。 発行済みの請求書 PDF も同じ画面から取得できます。
データの書き出し
「データの書き出し」画面から、メールアドレスの一覧・利用状況・請求書の一覧・ 操作の履歴を CSV / JSON で取得できます。宛先の連絡先は同じ画面から vCard(.vcf)でも書き出せます。生成したファイルは 7 日間で自動的に削除されます。
メール本文の持ち出し
保存されているメールそのものは、コントロールパネルの 「メールアドレス」→ 対象のアドレス →「メールの持ち出し(mbox)」から 1 つのファイルにまとめて書き出せます。他社サービスへの移行や、 解約前のお持ち出しにご利用ください。準備ができると 「データの書き出し」の一覧に表示されます。
サービス品質保証(SLA)の申告
SLA の定めがあるプランでは、稼働率が保証値を下回った月について 「料金プラン・請求」画面からご申告いただけます。 申告の期限は対象月の翌月末日です。 返金(サービスクレジット)の可否と金額は、当社で稼働率を確認のうえ確定し、 次回以降のご請求に充当します。
規約の改定
利用規約やプライバシーポリシーを改定した場合は、 コントロールパネルの上部に改定のお知らせを表示します。 内容をご確認のうえ「同意する」を押してください。 同意されるまでの間も、機能の制限や解約の妨げは行いません。
解約
「料金プラン・請求」画面の「解約」からお手続きいただけます。 契約期間の終了時に解約する方法と今すぐ解約する方法があり、 今すぐ解約する場合は本人確認(2 段階認証)が必要です。 いずれの場合も、お手続き後に解約を撤回できます。 停止後、一定の猶予期間を経てメールデータを削除します。削除予定日は同じ画面に表示しますので、 必要なデータはそれまでに書き出してください。
9. 一斉配信をはじめる
メールマガジンなどの一斉配信は、送信元ストリームと 宛先リストの 2 つを用意してから行います。 どちらもコントロールパネルの「一斉配信」から設定できます。
① 送信元ストリームを作る
「送信元ストリーム」画面で、配信に使うドメインと差出人アドレスを選びます。 用途は「お知らせメール(1 通ずつ)」と「一斉配信」の 2 種類があり、 一斉配信には後者が必要です。作成したら「検証を依頼」を押してください。
② 検証が通るのを待つ
DNS の設定(SPF / DKIM / DMARC)と、届かなかったメールを受け取れることを確認します。 状態が「利用できます」になるまで配信はできません。 通らない場合は同じ画面に理由を表示しますので、DNS 設定をご確認ください。
③ 宛先リストを用意する
「宛先リスト」画面でリストを作り、法定表示の 4 項目(差出人名・住所・ 配信停止の連絡先・苦情の連絡先)を登録します。 これが埋まっていないと配信できません(特定電子メール法の表示義務です)。 お手元の名簿は CSV から一括で取り込めます。
④ 申込フォームで購読者を集める
「申込フォーム」画面でフォームを作ると、お客様のサイトに貼れる URL と 埋め込み用のコードをお渡しします。お申し込みには確認メールをお送りし、 そのリンクを踏んでいただいて初めて購読状態になります (他人のアドレスを勝手に登録される嫌がらせを防ぐためです)。
一斉配信は、内容によっては受信側から迷惑メールと判断されることがあります。 そのとき同じ差出人でパスワード再設定などのメールも送っていると、 大切なメールまで一緒に届かなくなります。 用途ごとに送信元を分けておくと、影響を一斉配信の側だけに閉じ込められます。
名簿の購入や、名刺交換だけを根拠とした配信は禁止事項に該当します。 苦情が続くと、お客様だけでなく同じサーバーをご利用の他のお客様まで メールが届きにくくなります。CSV から取り込む際は、 どのように同意をいただいたかの記録を必ずご入力ください。
10. お問い合わせと障害情報
ご不明な点は、コントロールパネルの「サポート」画面からお問い合わせいただけます。 同じ画面に発生中の障害とメンテナンスの予定も表示しますので、 お問い合わせの前にご確認ください。
一次応答の目安
お問い合わせを受け付けると、最初のご返信の期限を画面に表示します。 目安は、優先サポート対象プラン(ビジネス以上)で受付時間の 4 時間以内、 その他のプランで受付時間の 9 時間(1 営業日)以内です。
受付時間は平日 9:00〜18:00(日本時間・当社休業日を除く)で、 期限は受付時間だけを数えて進みます。たとえば金曜 17:00 のお問い合わせで 目安が 4 時間の場合、期限は翌営業日(月曜)の 12:00 になります。 やり取りは同じ画面で続けられます。
運営からのお知らせ
容量の残りが少なくなったとき、料金を改定するとき、メンテナンスを行うときなどは、 コントロールパネル上部の「お知らせ」に通知します。 重要なものは赤色で表示しますので、定期的にご確認ください。
メールの本文はお調べできません
運営スタッフがお客様のメールの本文を読むことはありません。 「届いたはずのメールを探してほしい」といったご依頼は、 配送の記録(送信元・宛先・日時・結果)の範囲でお調べします。
個人情報に関するご請求
開示・訂正・削除等のご請求も同じ画面から受け付けています。 受付から14 日以内に回答します。 メールアドレスを今すぐ完全に削除したい場合は、 「メールアドレス」画面の削除で「保存されているメールも今すぐ削除する」をお選びください。
11. 用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| MX レコード | そのドメイン宛のメールをどのサーバーが受け取るかを示す DNS の設定。 |
| SPF | そのドメインの差出人でメールを送ってよいサーバーの一覧。受信側がなりすましを見分けるのに使います。 |
| DKIM | 送信するメールに付ける電子署名。途中で書き換えられていないことと、送信元が本物であることを受信側が確認できます。 |
| DMARC | SPF と DKIM の確認に失敗したメールを、受信側にどう扱ってほしいかを伝える設定。 |
| IMAP | メールをサーバーに置いたまま読む方式。複数の端末で同じ状態を見られます。 |
| エイリアス | 受信専用の別名アドレス。info@ 宛を担当者のメールアドレスへ転送する、といった使い方をします。 |
| キャッチオール | 存在しない宛先へ届いたメールを、まとめて 1 つのメールアドレスで受け取る設定。 |
| 送信元ストリーム | 配信メールの差出人と、届かなかったメールの受け取り先をまとめた設定。用途(お知らせ/一斉配信)ごとに分けます。 |
| バウンス | 宛先が存在しないなどの理由で届かず、戻ってきたメール。放置すると評判が下がるため、自動的に配信対象から外します。 |
| ダブルオプトイン | お申し込みの後に確認メールを送り、そのリンクを踏んでいただいて初めて購読とする方式。 |
| 2 段階認証 | パスワードに加えて、スマートフォンのアプリが表示する 6 桁の数字でログインする仕組み。組織全体で必須にできます。 |
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